2010年11月14日日曜日

ホテルルワンダ

前から気になっていたけど忘れていた「ホテルルワンダ」を見る。
金スマで渡部陽一さんの特集をしてて、その際に
はっ!そうだ!ずっと見たかったんだ!
と思いだし、こっちに引っ越してきて初めてレンタルビデオの会員に入り、
借りてみた。
(ルワンダ紛争の話なのに、なぜかサスペンスの棚にあったのはショック)
ルワンダの2つの部族、フツ族とツチ族との戦争の話。
そこにヨーロッパ軍、国連軍、政府軍、民兵軍がかかわり、
ひどい惨劇をよんだ。(国連は、あくまでも平和維持活動として)
フツ族によるツチ族虐殺はひどかった。
ホテルコリンズの支配人ポールはフツ族だが、ツチ族のタチアナを奥さんに持ち、
家族や、他のツチ族の人たちをホテルに匿い続ける。
赤十字の女性から次々送られてくるツチ族の孤児を受け入れ続け、
自らも死の恐怖におびえながら様々な人へ働きかけ、ホテルの中にいる
人たちを匿う。
シンドラーのリストと話は似ているけれど、それより遥かにいい映画だと思う。
フツ族ではあるものの、彼自身も白人から差別を受けて無力さを知る。
人種が違うというだけで殺される人たち。
愚かだと思うのは、私が安全な日本にいるからだろうか。

中でも一番心に残ったセリフ。
ポールが、撮影しているメディアを見ながら
「この惨劇を世界が知ったらみんな助けてくれるはずさ!」
というと、相手の男性は、
「そんなことはない。かわいそうねって言いながら、ディナーを続けるだけさ」

かわいそうだって思ったら、行動しないと、思ってないって事にひとしい。
何を自分ができるかって事を模索してみようと思う映画でした。

0 件のコメント:

コメントを投稿