2010年5月30日日曜日

口蹄疫で宮崎を訴えるというニュース

肉の生産者が宮崎を訴えるというニュースを見た。
種牛の処分が遅れたとかで打撃を受けたとかなんとか。
バカみたい。
訴えて口蹄疫がなくなるのか?
ただでさえ打撃を受けてる宮崎を今訴えて何をしてほしいのだろうか。
責任を言及してどうなる?
一番悪いのは口蹄疫だろうよ。口蹄疫に訴えたらいい。
全ての事が明確に判断できるものではない。
正しい、正しくないとはっきりわかるものが一体この世にどれだけあると思っているのか。
過ぎてからの結果論で話をしててもしょうがない。
今やるべきことは、訴える事ではなくて、被害の食い止め策は手配しているとして、このあとの損害を被った人へどう保障できるか、今後の畜産をどう正常に戻していくかという事ではないのだろうか。
もうなんでもかかんでも抗議とか、訴えるとかやめようよ。
弱ってる人に鞭打つ事して一体何が生まれるっていうんだ?

世界卓球2010

卓球の試合を初めてテレビでちゃんとみた。
知ってるのはもちろん福原愛一人。
だけど!今回全部通してみて驚いた。
日本強い!!!!
特に女子の台湾戦での平野早矢香、とてつもなくかっこいい。
最後、ここで平野が負ければ終わる!って時にものすごい粘り勝ちをした。
あそこまでの精神力ってなかなか持てるものじゃない。
勝利にとても貪欲で自分にとても厳しいのがわかる。
もちろん福原愛のエースと呼ばれる所以も今回いかんなく発揮され、
試合中の顔を見てると、大丈夫かなあ?と心配になるけど、びしっと決めてくれる。
17歳の若きホープ石川佳純も、経験こそ他のメンバーよりはないものの、
若いならではの目覚ましい成長が一つの試合の中で行われているという事に驚く。
試合の途中からスイッチが入ったようにいきなり成長し始める。
いやー、結局今日中国に負けてしまったけど、そのうち中国を抜かせるのではないかという
試合でした。
とりあえず銅メダル!おめでとう!!!

審判から静かにするようにとの指導の入る韓国ベンチと、点が入っても微動だにしない
中国ベンチとの差はすごい。
圧倒的な強さを誇る中国の凄味がベンチから伝わる。
相手のチームへの礼儀という意味なのか、点数の入り方に喜べないところがあるのか、
点数は入って当たり前なのか。
強いチームというのは、禁欲的であるがゆえにできてくるのかもしれない。
私なら即効
「やったーー!」
と言ってしまいそうだ。
まだまだ強くはなれないな。

2010年5月26日水曜日

口蹄疫被害

今まで私は浅はかな感情だったのかもしれないと気付いた口蹄疫被害。
肉をほとんど私が食べないのは、体質のせいもあるけれど、動物が
殺されてしまうのをかわいそうだと思うからだ。
今まで、畜産農家の人は自分が育てた動物が殺されてしまう
事に対し、衝撃を受けないのではないかと思っていた。
いちいち衝撃を受けていたらその身がもたないだろうし、自分が選んだ
仕事だし・・・
今回の口蹄疫で、感染されていない動物が感染防止という理由で殺されていくのを
報道で見るたびに、この動物の命って一体なんだろう?と思った。
口蹄疫自体、肉質は落ちるかもしれないけど、死に至るという報道はされていないので、
動物自身にしてみれば死の病ではないのかもしれない。
ただ、処理という形で人間に殺される以外は。
色々考えるけど、一番それを悲痛に感じているのは畜産農家で、目の前で育てて
きた牛を肉になる事なく殺される。
精肉されるために命を落とすのとは違うと彼らは言っている。
要は死にかた。
今回、この口蹄疫問題の報道を見て感じたのは、農家はそういう気持ちで育てているのだという事。
処理されてしまうのがわかっているけど、いいえさを食べさせてあげようという農家の気持ちで
なんか、動物に愛情があるのがわかった。
その職業にいない私などには、育てた動物たちを殺して肉になるという事から、愛情を
かけたら辛くなるのもあり、そういう感情は持たないものだと思っていた。
でもそこは「死にかた」なのだなあ。
畜産農家さんの気持ちを考え、募金しよう。
その募金が農家さんへの金銭保障となるばかりでなく、動物にいいえさを与えてあげるという
レベルにまで達する事ができればいいけど。

2010年5月24日月曜日

入院記録⑥

ある夜、救急車で一人患者さんが運ばれてきた。
夜中2時に病室がざわざわするから気づいてしまった。
患者さんはもう落ち着いたみたいで大きな声で話している。
静かにしてくださいくらい看護師さん言ってくれたらいいのに。。。
どうやら少し耳が遠いみたいで大きな声になってしまっていたらしい。
おかげでその人がどうして運ばれてきたのかがわかった。
元々腎臓結石で通院中だったようで、石が尿管に移動してしまったらしい。
救急車の中では意識が遠のくくらいの痛みで、親族の人によると
「先生、私癌なんでしょう?それならそうと言ってください」
と必死に言っていたそうだ。救急員もなんと答えていいのやらで、ようやく病院に着いて、担当の先生も急いで駆け付けて内視鏡で処置をした。
医者って大変だあ。その間も「癌なんでしょう?」と言っていたようで、先生は
「絶対に違いますから。本当に違いますから!」
と説き伏せていたらしい。
病室に来た時には落ち着いており、その話が笑い話となっていた。
「私そんなこと言ってたの?まあ・・・・・迷惑かけたねえ・・・・」
親族が引き揚げたあと、とてつもないイビキをかき、本当に今救急車で運ばれた人なのだろうか・・・と疑問を抱いた。
いつもは隣の90歳のおばあさんも小さないびきをかくのだけど、全く聞こえないところをみるとおばあさんも寝られないらしい。
そして、6時半の起床の時間。看護師さんが担当の部屋をまわってくる。そこで、その患者さんがひとこと、
「もうね、ぜんっぜん眠れないの。」
え!!!!!あれはいびきではなかったのか!!!!?
本人は寝た実感がないのかもしれないけど、親族が引き揚げたのが3時。そっから3時間半ずっといびきが聞こえていたのに・・・・
でも、後々このおばちゃんに面白い事件がふりかかり、とてもほんわかできたのです。
結果的には、いびきは毎日うるさかったけどいい人だったなあ。

2010年5月21日金曜日

最近の報道

自分もマスコミにいた人間として本当にはずかしくなる。
最近の報道は一体なんだ?
あまりの内容の偏りは昔からだとしても、あの総理を始めとした政治家へのまるでいじめのような報道。
もちろん、今の政治に不満が全くないと言えばうそになるが、提案と愚痴ってのはそもそも違うのであって、上げ足をとったような、重箱の隅をつついたような事を、いかにも鬼の首をとったように皮肉の言葉ばかりおしつめて報道している。
その報道に感化されてか、抗議する人達の言葉も皮肉だらけ。
それじゃ敵対心しか呼ばないでしょうよ。
「ハトに豆をもらってこないように」
ギャグとしてもつまらない。
大切な事なんだから、抗議する側もちゃんと言葉を選んで、感情だけで発言していると捉えられないように自分たちの意見を言える努力をすべきだ。
ほんと、それを普通に公共の電波に乗せるテレビ局のセンスも問われる。
そのような腐った報道見るのに精神が耐えられなくなり、ニュースはNHKと決めた。
今まで「ひるオビ」好きで見てたのに、恵さんの公正な視点が好きだったのに、途中で出てくるキャスター達の偏った意見、愚痴ばっかの報道を見るのが嫌になって見るのを止めてしまった。
なんでもかんでも国のせいですか。
自分たちでできる事は何もなかったと言いきれるのですか。
人のせいにばかりするのは止めようよと言いたい。
ちゃんと自分でなんとかしようと動いてる人もいるのだから。
国に頑張ってもらう所はちゃんと意見として言える、そのほうが頼まれる方も
「よし!みてろ!やったるぞ!」
と前向きに取り組みできるだろうなあと思うこのごろ。

前向きに自分でできる事をしていこう!と思う自分への戒めも込めて。

2010年5月18日火曜日

日常生活に除菌は必要か?

殺菌、除菌を謳う商品のCMを見るたびに思う。
あるCMを見ると、オヤジは臭いものとされた上にスーツは洗ってもらえず除菌して臭いを消す始末。
しかもキャッチコピーの「洗おう!」はかなり誤解を生んでしまう。
それを恐れたのか、隅っこの方に読みづらいくらい小さく
「汚れたものは洗いましょう」といった意味の言葉が書いてある。

そもそもの話、日常生活に除菌、殺菌ってどこまで必要なのだろうか。
家から帰ってきたら殺菌性のある石鹸で手を洗い、まな板は食器洗いの洗剤で除菌し、衣類を除菌し、家具、寝具も除菌。
「はー・・・これで健康健康」
か?
もちろん大腸菌で胃を壊すのは嫌な事だ。小さい子供がいたら尚の事慎重にもなるだろう。
でも、殺菌、除菌するものたちは体にいいのか?多少なりともそのような成分が体内に入る可能性はあるわけで、それは体の中に住むいい菌も殺してしまい、結局体の免疫を落とす事にはならないのだろうか。
私はアトピーがあるので、そのような商品を使う事はできない。リネンウォーターを前に使用したことあるけれど、それでさえ体がヒリヒリしてとんでもなくかぶれた。
アトピーがある私にとってそれらが合わない、というだけではなくて、肌が強いからそのような反応が出ない、という事に危機感を持つ必要もあると思う。
私は、肌が荒れるから使用を控える。でも普通の人は使用は控えない。控えないという事は、すぐにではなくても体に蓄積された時になんらかの形で現れたりしないのだろうか。
もちろんこれは殺菌、除菌するものだけに言える事ではないのだけど。
体に入る物っていうのは全て口からだと思うとそれは間違いで、皮膚からも成分は入ってゆく。
いわゆる「経皮毒」というもの。
だから洗濯石鹸は自然なものを使用したいし、シャンプーや体を洗う石鹸などもできるだけ添加物の少ないものを選びたい。体に毒なものが入ってきた時に、腎臓や肝臓は一生懸命に解毒しようとする。体によくない成分のものをずっと使用することで、臓器はフル回転して、はー・・・疲れた・・・となって病気をおこす事もあるのではないか?と思う。
何も、皮膚にだけ悪いという事ではないということ、これはおさえておきたい。
まな板は、熱湯をかければいいし、布巾も洗って天日に干せばいいだろう。カビが気になれば酢を薄めてスプレーでもすればいい。

まあ、それはおいておいたとしても、全ての菌を殺してしまうってのは乱暴すぎる。
それを清潔と呼ぶべきかどうかはわからないけれども、体を弱らせるだけのような気がする。
だって、無菌な状態は人工的すぎて、私にはちょっと都会すぎる。

小さい頃に何度か落ちたものを食べてお腹を壊したー!って位が私にはちょうどいい。
逆に後々胃が強い人間になりそうだから。

2010年5月16日日曜日

大河ドラマ

親が大河ドラマの「竜馬伝」を見ているので、一緒に見ている。
が・・・
全然面白くない。私だけかと思ったら、大河ドラマファンの父親も面白くないと言いだした。
私も父も、歴史は大好きである。坂本竜馬をどれだけ知ってるかと言われると自信はないが、どういうことをやった人か、勝海舟とどのように出会ったか、などは知っているつもり。
何も史実その通りにやれ!と言いたいわけではなくて、あそこまでの行動力と、頭の良さを兼ね備え、日本を変えた竜馬のすごさが何も伝わらず、全体的に陳腐な青春群像劇になり下がっている。
私の嫌いなあのノリ・・・
「そうじゃ!そうじゃみんなで日本を変えるんじゃー!」「おー!!」
そんな場面ばっかり。
勝海舟も薄っぺらい。というか全体的にそうなのかな。
唯一その中に良さを出しているのが、香川照之の岩崎弥太郎。出てくるとほっとする。
年末にやっていた「坂の上の雲」が良かっただけに、非常に残念。
どうして坂の上の雲のようにちゃんと脚本を作らないのだろうか・・・
カメラに質感を持たせたのはいいとしても、それに頼りすぎている気もする。
オープニングもかっこ悪い。竜馬だから西洋感を出したかったのだろうけど、あのロゴが出てくる感じはあまりにも時代遅れじゃないかなあ。
坂本竜馬なんて、最高に面白い人を描いているのだから、力を入れてほしい。

個人的には、徳川家茂はもっとよく描いてほしかった。なんとも頼りない・・・
新撰組の近藤、土方が崇拝していた家茂が、こんな人だったなんて考えたくもない。

2010年5月11日火曜日

頑張れよ!

今日は友達の手術の日。
子宮筋腫を腹腔鏡でとる手術。
どんな手術でさえ、初めての手術は怖いものだと思う。
そういう時にどういう言葉をかけてあげればいいかって考えるけど、
自分のこの前の体験でいえば、心のこもった言葉がほしい、
これにつきる。
こもってるかそうでないかって意外と伝わるもので、ちゃんと相手の苦しみをわかろうとしているかいないかにかかっている。
私も、何度も
「だいじょうぶだよ」
って軽く言われる事で腹がたったことか。経験者に言われるなら納得もするけれども、全然知らないひとが、それが励ましの言葉と勘違いして言ってくる。
なんで大丈夫だって言える?何を知ってる?説明もしてないのに、別に私の病気を知ろうともしてないくせに。果ては何も知らないくせに、自分たちがついてるから大丈夫だと勘違いなメッセージをくれる人もいた。もちろん見舞いにも来るわけもなく、どこについていてくれたのかは不明だけど、そんな安っぽい友達ぶった言葉なんかいらない。
グルグルとそんな気持ちが渦巻いて、本当に腹立たしかった。
そんな言葉をかけるくらいなら何も言わないでほしい。
そういう中で友達の真価が問われる。本当に仲のいい人たちは、絶対にそんな事は言わないし、気遣ってくれる様は本当に頭が下がる思い。
心からありがたいって思うし、その人達が苦しんでいるならできる事はなんでもしたいと思う。

今日手術を受けている友達もそういう中の一人。
私のようにヘタレではないので、嫌だよーなんていう泣きごとは言わない。
これでやっと長年苦しんできた症状から解放されるのだから、明日からの人生は明るい、晴々としたものに変わるだろう。
入院期間も短いし、遠い場所にいる友達だからお見舞いには行けないのだけど、手術から帰ってきた時に伝える言葉はなんだろうか。
やっぱり
「お疲れ。頑張ったね」
かな。

2010年5月8日土曜日

ワンピース作り








膨大な時間をなんとかしたい+手術により着られるものがワンピースとスエットしかない
この理由により、家庭科10段階3の私がワンピース作りを見よう見まねでやってみた。

値段の高い生地を買うのは控え、安くて薄い生地を購入。
生地を売っている店が家の近所にほとんどなく、ようやく1軒みつけて入ると、おばあさんが一人でやっている店だった。なかなか古い品ぞろえだったが、まあこれでいいかというものを買い、家に帰った。ひろげてみると、いやー汚れてるわ黄ばんでるわ。3メートル買ったけど1メートルは使用できないような品物。まあ、これもしょうがない。おばあさんの小遣い用にお金はとっといてくれよ。

私は初歩的なものをほとんど知らないので、本も比較的わかりやすいものを買い、なんとか始めた。
最初はまっすぐ縫うのでさえ、ガタガタで、全てミシンが古いからだ!と自分を慰めていた。

何にもわからず、いきなり選んだ型紙は襟付きのもの。知らないって恐ろしい。
いきなりそんなハイグレード(自分においてだけ)なものからやろうとするとは・・・

でも、お陰さまで3着できたので、ここにアップしようと思います。


これからも作り続けるぞ!



昨日、手術後の検診でした。膀胱鏡やるかと思ったけどやらなかった。
良かったーーーーーー!!!
ドキドキしながら、いつ内視鏡の部屋から呼ばれるのかと待っていた4時間(!)
精神的にそれでやられお腹がくだった。
でもGW開けで患者が多かったせいか、ただたんの気分屋なのか、先生は怖かった。

2010年5月6日木曜日

ああ・・・アトピーが悪化した。

最近またアトピーが悪化した。
何が原因なのかは知らないが、4月はいつも悪化する。
なので、自然療法にのっとり、スギナ湿布をすることにした。
昨日から始めたので、効くまでにはながーいながーい時間が
かかるだろう。
でもいいさ。もう数十年つきあってきたのだから。
ちなみにスギナの効能ってのはなかなかすごいらしい。
中に含まれている成分が、アトピーはもちろんのこと、
結構重病の人にも効くらしく、色んな症状に使えるらしい。
私は、スギナ茶を煮だして、綿にひたして
それを患部に貼るという方法を取っている。
もちろん飲むのもいいので、それも併用している。
普段からやってりゃいいんだけど、どうも症状が落ち着くと
他の健康茶に目が行ってしまう。
だって、草っぽくておいしいものではないからね。
よく、ビワの葉が万病に効くといい、もちろんアトピーにも
絶大な効果をもたらすとよく書かれているが、私も進められて
ビワの葉をもらい、煎じてその頃ひどかった顔に貼りつけると、
いやーまあ、これが痛い痛い。とんでもなくヒリヒリして
断念した。
合う物合わないものがあるので、そこは個人で見極めが必要。

しかしなんで4月は毎年ひどくなるのかなあ。
去年はニュージーランドにいたから4月でもひどくならなかったけど。
季節反対だし。

2010年5月5日水曜日

入院記録⑤

術後の歩行訓練などをしつつ、平和な日々を送っていた約3日間。
いきなりの晴天の霹靂とでもいうのか、嫌いなものが一つ増えた。
それは回診の時の事、いつものように回診の担当の先生が来て、
ひとこと、
「今日ドレーン抜きますね」
ドレーン??なんだドレーンって?
私は抜糸に異常なまでに恐怖を感じていたので、その抜くという言葉に恐怖を感じた。
今、たいてい手術での傷は糸を使わず、ホチキスの針みたいので留めていくので、正確には抜こうと言う。
それにしてもドレーン・・・傷口を未だに見る事ができなかったので、私のお腹に何がおこっているのか把握してはいなかったけど、まさかそんなドレーンなるものがささっていたとは。。。。
寝たまま、先生が傷から少し左にそれた場所を触っている。
その直後、なんとも言えないニュルっていう感覚がはしる。
でもそれはすぐ終わり、はー終わったかって思ったのもつかの間、その直後にまたもや今度は長くニュルっという感覚が。
「腸が引き出されている!」
やっとぴったりの表現が見つかった。
なんかこう、体の中から何か細いものを引っ張りだされる感じ。まさしくやってることもその通りなのだけど。
チューブを外に引っ張りだしているのでした。
しばらくたって傷口を見る事ができるようになったときに、盲腸の傷跡位のドレーンを入れる為に切った傷跡を発見。これかあ。。。。
別に痛いっていうんじゃない。いや、痛いは痛いが、痛さはそれほどでもない。
あの、腸が出る感覚がどうも苦手。
入院って怖い事が多い。

2010年5月1日土曜日

入院記録④

手術が終わり、歩く訓練をし始めた。
手術ってものはこんなに体力を消耗するものだという事を実感。
動いてもないのになんで消耗するんだろう?確かに栄養も採ってないけど、手術前と後じゃあこんなに差がつくものなのか・・・
毎回の回診で、傷口の消毒をするけれども、やっぱり怖くて見る事ができない。
傷口の上にガーゼを引いて、固定して、コルセットみたいなものを巻いている。時々看護師さんがきて、
「しみてるかどうか見ますね」
と言い、ガーゼに手を当てる。時々ガーゼを取りひっくり返したりしながら、しみている場合は取り換えていく。
背中に痛み止めの麻酔が入っているから、なんとなく気分は悪いけど、そこまでではない。
めまいがとれない、そんな感じだろうか。
麻酔は気体で入っていくのか、背中からチューブが伸び、透明のカプセルみたいなものに麻酔が入っていて、それを胸の辺りで固定させる。
便利になったもんだー。
スパルタ看護師に負けるもんか!と、歩く訓練を一人でしていると、周りのお年寄りに驚かれた。
「やっぱり若いのねー。もうそんなに歩けてしまうの?」
まあ90歳の方から比べれば回復も早いのだろうと思っていると、スパルタではない別の看護師さんから、
「早いですね。いつも寝ていませんよね。」
と感心された。もうあいつは一人で何でもやるだろうと思われたのか、尿の溜まった袋はなぜか空けてもらえず、自分でもそこは意識してなかったので、夜中
「あー、トイレ行きたいなあ。・・・トイレ?いや、行きたいわけないだろう!!!」
と跳ね起き、急いで袋を見てみると、かなり満杯になっていた。しかも管が詰まっていたようで、急いで起き上がり看護師さんを呼んでつまりを解消してもらった。
「あれ?まだご自身で尿の袋を空けてはないのですね?」
・・・・・だって・・・まだお腹切ってから1日半しか経ってないのに・・・
前に、先生から術後の注意として、尿が膀胱にたまってしまうと、膀胱を縫ったばかりの時は縫い目から外に出てしまう事があると言われたものだから、
尿が私の体内に充満してしまう!!!
とちょっとあせった。(尿は無菌だから炎症する恐れはないらしいけど)
その後徐々に回復し、血液検査なども定期的にやるも異常ははなかった。
ベッドの上で、90歳のおばあさんと話を良くしていたのだが、見習うべきところがたくさんあった。
「私ね、看護師さんに、検査中や手術中に、こんな姿を先生に見られて恥ずかしい(尿道からカメラを入れたりする姿)って言ったら、看護師さん、それを先生に言ったみたいなのねえ。先生から、Mさん、僕が見てるのはそこではなく患部ですからと言われてしまったわ」
・・・恥ずかしいと思った事のない自分に気づく。
前に、医者の知り合いが言ってたのだけど、恥ずかしがられる方がやりづらいと言っていたのもあって、別に先生は見たところであーだこーだ思わないだろうと思っていたのもあり、全く平気だった。
でも、恥じらいってのは少しは持った方がいいなあと思ったのでした。