2010年8月10日火曜日

夏なので怪奇な話を

私が東京の中野で一人暮らししていたとあるマンション。
最上階(4階)で角部屋。
2方向に窓があり、実際の面積よりも広めに見える。
ワンルームで面積は25平方メートル。
家賃その当時で85000円。
約2年住んでいて友達も何人も泊りにきている。
ある時、部屋のドアをノックする音が聞こえた。
のぞき窓を見ても誰もいない。
なんだと思ってその時は気のせいだという事にした。
その後、数日経ったあと、夜寝ているといきなり水道が出だした。
めんどくせーなーと思いつつ、起きて蛇口を閉めた。
そこから30分後、今度はいきなりトイレがじゃーっと
流れ始めた。誰かが用を足したみたいに。
それも見に行ったけど何もなかった。
特に怖いという事も思わずそのまま寝た。
ある日には、夜3時にいきなり留守電がセットされるという事もあった。
寝ていると
「ただいま、留守にしております。ご用件の方は発信音の後にメッセージを入れてください。ピー」
留守電にしていないにも関わらず、もちろんどっかからかかってきたわけでもなく、留守電がセットされた。
その時は少しだけ怖かった。
その当時働いていた会社のボーリング大会でもらった景品のかっこうの鳥の置物があるのだけど、触ったり振ったりするとカッコーとなくそのカッコーが、夜中2時半にひとりでに鳴いた時もあった。
その時も別に怖くはなかった。
私が怖かったのは、そこで見たある夢である。
オウム真理教の幹部が刺された時、まだ亡くなっているかどうかもわからなく、刺されたという報道だけだったにもかかわらず、寝ているとすごく低い声で、
「村井は死んだよ。お前のおじいさんも死んだだろ?」
と聞こえてきた。
それが夜中2時半。そして、朝ニュースを見て村井幹部が亡くなったのも2時半。
おじいさんは半年前位に亡くなっているけど、それは何も関係はない。
あまりの恐さにはね起きたけどまだその声は覚えている。
ある時、友達が寝ている私を写真に撮った。
現像してびっくり。
寝ている私の向こうにある消えているテレビの画面に、男の人の青い顔がはっきり映っている。
現像したのがその家を引っ越した後だったので、
「お前かーーーー!!!」
と怖さよりも腹立つ思いだった。

霊的なものではなく、そこではちょっと嫌な経験もあった。
ある新聞の勧誘が来て、断ってドアを閉めようとすると、そこに足をはさみこみドアを閉められないようにされた。
腹がたって何すんだよという顔でにらんでも
「ほんと、お願いしますよー」
というだけ。ドアを閉めさせてもくれない。力ずくで足と手を使ってドアを何とか更に開こうとする。
もう、あんな勧誘やめてください。
あれから本当に嫌で嫌で、新聞の勧誘はドアはあけないようにしている。

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