2010年9月6日月曜日

いわき散策

単発で競輪所でバイトするため、片道2時間半かけて車でいわきまで行ってきました。
友達の家に泊まらせてもらったので、その友達とバイトの次の日、全然疲れが取れない体に鞭を打ちながらいわき散策へ。
いわきの国宝、白水阿弥陀如来堂へ行く。
結構大きな敷地があり、沼をメインとした日本式庭園が広がっている


蓮の花が綺麗に咲いていて、ああ極楽浄土っていうのはこういう場所なのだろうなあと感慨にふける。

太鼓橋を渡ると、国宝の阿弥陀如来像が安置されている堂へ。

ああ、いつもデジカメ持っているようにしようって思ってたのに、見事忘れた自分が嫌になる。
この阿弥陀如来は、奥州藤原氏の娘がこの土地に嫁ぎ、夫の為に作らせたものだそうです。
かなり長い年月がたち、途中荒廃してしまったのもあって御堂の中に装飾はありません。
おそらくこのような装飾が施されていたのだろう、という研究のもとに、彩色したものをその場所の下に展示してある程度。
でも、私は何より古いものが好きなので、そのように荒廃した姿、色があせて鈍色に変ってしまった阿弥陀如来像や御堂に何か重厚感を感じます。
それを見ながら、なぜ荒廃したのか、世の移り変わりなどを想像するのが歴史の楽しみ方の醍醐味だと思っています。
そこを離れたあと、近くにある昔の炭鉱跡を見学しに行きました。
地層には石炭の層もあるんだねえ。どのように発掘されるのか全然知らなかったので感心。
炭鉱時代の数多くの写真や、道具などが展示されていたので、それを見学。
女性も働いていたのだそうで、炭鉱の中の暑さに耐えられず上半身裸で男性と一緒に働いている。
恥ずかしいなぞ言っていられない、そんな厳しい労働だったんですね。
でも、写真の中のみんなは笑顔。仕事って、辛さとやる気は反比例するとは限らない、という証拠を見た瞬間でした。
人に歴史あり。自然にも歴史あり。
観光名所とは言い難い場所を歩くのもまた面白い。
松尾芭蕉みたいな人生送りたいなあ・・・




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