2012年10月14日日曜日

敬愛する鍼灸師が言うには、
「気というのは流れているから普通なのであって、
気を込める、なんていうのはやってはいけないんだよね。」
なのだそうだ。
たとえていうなら、水がそうで、流れているから水は腐らないでいられるけど、
停滞してしまうと腐食が進んでしまう。
「流れ」や「循環」があることにより、普通でいられるのだそうだ。
東洋医学では、たくさんある事を「鬱」という。
あり過ぎてダメな状態の事で、うつ病もまさしくこの気の鬱の状態と
捉えるのだそう。
東洋医学では昼間は心は目に宿り、睡眠中は肝に宿るという。
肝に気がたくさん停滞してしまう事を「肝鬱」といい、
精神を大きく左右してしまう。
まさに心身が一体となっているのですな。

そうすると、鬱の時に自分の気持ちをコントロールできないのなら、
体をいたわるという方面からアプローチできると考えられる。
体の調子を整える方法の一つに、自然療法では蒟蒻温シップというものがあるけど、
それを肝臓の上にしてもいいよね。
ゆでた蒟蒻をタオルにくるみ、ちょうどいい温度になるようタオルを重ねたら
それを肝臓の上(右ひじがあたるところらへんね)にあてるといいかも。
蒟蒻は毒素を吸い出すらしいので、健康にもよく、心もゆったりする。

(ちなみに、私は病気の時にある自然療法を学んでいる方から
丹田への蒟蒻温シップを勧められ、毎日やっておりました)

悲しんでいる人や、落ち込んでいる人に言葉だけでなんとかしようにも
限界がある。なので、そういう人に体をいたわる方法を教えたら
実践的でいいのかな、と思っております。

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