2013年9月21日土曜日

音楽

小さい頃にベートーベンの伝記の漫画を読んでから、
私の中でベートーベンはずっと特別な人です。
楽曲を全部知っているわけでもないし、CDをたくさん持っているわけでもないけど、
みんな知っている曲だけ聞いてみても、激しさと、スケールの大きさを十分感じられる。
私は3歳から15歳までピアノを習っていたので、「月光」辺りなら弾く事ができる。
(第3楽章はちょっと・・・スピードおせぇですがww)
弾きながら、はぁぁぁ、と旋律の美しさに心を打たれるのです。

*関係ないけど、3歳にはもう始めていたので、絶対音感はあるのです

元々は父親がクラシックが好きで、私にピアノを習わせたくて始めたもの。
なんと父は私が4歳の頃に、音は本物を知った方がいいと思ったのか、
練習していたオルガンから一気にグランドピアノへ華麗なる転換をさせてくれたのです。

でも生意気なティーンネイジャー(今これあんまり聞かない言葉だけど)になると、
どんどんバンドへ突っ走り、高校を卒業して、音響の専門学校に入学しました。

結局そこで音楽から離れ、意図せずしてテレビ業界に入っていくのです。

でもね、最近、また音楽熱が復活しつつ。
音楽だけではなく、作曲家の背景とかにも興味が行き始めました。
ベートーベンは悲恋を何度もしていくのだけど、そういうのが頭をグルグルして、
18世紀のオーストリアを歩いている風景と、恋人たちとの映像が頭から離れないのです。

で、借りてきちゃった、図書館で。
「ベートーヴェン、’’不滅の恋人’’の探求」
ベートーベンは宛先不明のラブレターを一通残していたのです。
それが誰か、というのを研究している本。
テレーゼか、ジョセフィーヌか、ジュリエッタか、また他の恋人たちか。
その話の流れの中に、この曲はこの時にかかれ、この曲はこの人にささげられ、
という事が入ってくる。

ステキじゃーーーーん

昔、長谷川等伯の、「松林図」の絵が描かれた背景を知って、涙ながらにその絵を見に
美術館へ行った事がある。
背景知らずにそれだけ見たり聞いたりしても、それはそれでいいのだけど、
そこにはやはり感情を持った人間がいるわけで、そういうのを知ると、
更にぐっとくるものです。

最近の音楽熱、これは一体なぜなのですかねえ。
NYで本場のジャズと、ゴスペルを聞こうとしているので、これもまた非常に楽しみ。

2 件のコメント:

  1. 娘のためならとピアノを買ってくださるお父様、大きな親心ですね。
    そして月光を弾けて絶対音感までお持ちのyattyさんもすごい!!
    私はピアノを専攻していましたが、絶対音感がなく音大の授業では苦労しました^^;

    作曲家によっては、人生と作品とは切り分けて欲しいと考える人もいるようですが、
    やはり作品も大きな意味で作曲家自身の一部であることを考えると、私も曲の背景を知ることで聴こえ方が違ってくるように思います。

    ベートーヴェン、特に後期の作品が大好きです。
    どこか達観したような神がかった雰囲気がありますよね。
    ピアノソナタの30番や31番なんか、特にそう思います。

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  2. おーーー!pocotanさん音大出てるんですね!私のピアノなぞpocotanさんのに比べたら、幼稚園みたいなものですww
    最初は旋律の綺麗なショパンにはしりがちなのですが、年齢がたつにつれ、ベートーベンが好きになってきてます。難聴ともたたかったベートーベンが乗り越えた苦しみや、どーーしても報われない恋ばかりをして得るものなんかが、更に深みを与えているのかもしれませんね。

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