2009年9月1日火曜日

最近の経過

先日最後かと思われた検査が終わり、検査結果を聞きに病院へ行った。
尿検査を最初にするように言われたので、その用紙を読みながら不安で不安でしょうがなかった。
婦人科系の異常が膀胱に影響しているのかもしれないという疑いがあったため、尿検査の用紙の「細胞診」という言葉をわけもわからず恐れ、先日行った検査結果が実は悪い結果だったのではないかとびくびくしていた。
もう2カ月以上も検査を繰り返しているけれど、なかなか原因がつかめないままだったので、どんどん不安は募るばかりで、何をしてても頭からは私はガンなのではないかという疑いが消えなかった。
膀胱にあるならまだいい。膀胱鏡でとればいいから。でも婦人科で見つかったらどうなるかがわからなかったのもあり、ずっとそればかり考えていて、胃も荒れてくるし、本当に精神的には辛かった。
結果的に、いまだ原因はわからず、膀胱に腫瘍はあるままで、その腫瘍も切っていいものかどうかの判断がつかないのでまた膀胱鏡をやり、腫瘍の組織を採取して調べる事になった。私が一番恐れていた婦人科系は筋腫はあるものの、なんら異常はなかった。
症状がどう考えても子宮の影響を受けたものだったので、婦人科が異常ないとすればどうしてその痛みがくるのかが今度は説明ができなくなる。それもあって、医者は、子宮に異常がなかった事に頭を抱えていた。
医者は頭を抱えたけど、私は本当にほっとした。膀胱だけの異常でよかった。とりあえず1か月の経過観察ということになり、そのあとに膀胱鏡で大きさの変化を見て、細胞を採る。悪性であるばあいは血尿があるのでわかりやすいらしく、膀胱の悪性腫瘍(ガンだけとは限らず)わかりやすいらしい。なので、膀胱の悪性腫瘍で亡くなる人は極めて少ない。私は全く血尿がないので、悪性ではないでしょうとの事だった。ただ今まで医者が見たことのない腫瘍な為に、決断はできず、細胞を採取するという事になった。
今はほっとして、気持ちも楽になっている。少し前は本当に辛くて、何をしてても頭から離れないし、この不安をわかってくれない友達にいらつきさえしたものだ。今は、それがいかに自分勝手かわかる。自分が苦しくたって、相手がそれを察せなくてもそれは責めるべきことではないのだということ。
でもそういう中で、心配してくれる友達の存在は本当にありがたい。
この経験をもって、私は病気の人を精神的に支えてあげたいと思う事ができたし、目に見える以上にその精神状況はひっ迫しているものだということがわかったので、少なくとも昔よりはそれを感じてあげられる事ができるようになったと思う。
とりあえずまだいくつかの検査は残っているけど、何も心配なく過ごせる事はこんなに素晴らしい事かって思う。

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