2012年12月9日日曜日

ワークショップ

先日、知り合いが開く、とある方のワークショップを受ける事になった。
体のバランスや、チャクラでの呼吸法、軽い退行催眠によるインナーチャイルドの解放等、
そういうのを1日かけて行うものだった。
私自体、気やらチャクラやらを感じるわけでもなく、その為かそういったものを心から信じるという事はあんまりないし、否定する気もない。
ある方がそういう力を持った人なのは、実際見てとるようにわかったので、私は見えないし感じないけどそのような世界はあるのだろうなと感じた。

それはいいとして、インナーチャイルドと言われる、過去のトラウマを解放するやり方には深くうなずけた。元々私もそう思っていた事だったので、やはり、という感覚を持った。
今読んでいる本にも、トラウマというのは、その苦しみを表現する事ができなかった時に残ってしまうものだとある。
苦しい感情を無視していると、それが消化されずに潜在意識の中にもぐりこんでしまう。
それが体にあらわれ、いつの日にか心に現れてくるらしい。
苦しい時はとことん苦しみ、苦しいという表現が必要だと、その本も、ワークショップの人も言っている。
ワークショップでは、自分の過去や潜在意識を見ていく退行催眠を行い、その時の苦しみを再度体感する。
それを何度も何度も思い出し、消化していく。
過去の事でなくても、今苦しい事がおきて、それをなんとかしたいのなら、一見逆に見えるかもしれないけど、思いだして、思いだして、苦しむ事が必要なのだそうだ。
自分が耐えられない程の苦しみであれば、無理をせず、いったんそこから離れる努力は必要だけど、必ずまたそこに戻って「苦しいんだ」という事を自覚し、表現する事が必要だということ。

最近よくヒーリングなどで言われる、「自分の感情をコントロールできるようになる」
これは、絶対にしてはいけないんです。自分の感情をコントロールなんかできるわけなくて、
表現するかしないかだけの話。
苦しい時は苦しんで、苦しいんだという表現をする。
これが大切だと言う事が、今回ワークショップでも今読んでいる本でも一致して、納得できた。

そのワークショップの中で、このような事をおこなった。
自分が今どう感じているのか、意識を頭から胸におろすイメージをする。
そこにある言語や物質ではない感情がどういうものか、それを感じるようにする。

私は普段頭で考えがちなので、周りの人はうまくできているようだったけど、全然だった。
ワークショップの先生はそれをすぐに感じて、おろすのを手伝ってくれ、
「今、動けないでしょう」
と、ズバリ言われた。胸に意識を持ってくると、動けない。
頭に意識の重点をおいてないからなんだろうね。

知り合いが主催のものだったから参加した今回のワークショップ、
それはそれで面白い経験だった。
先生は、なんの気も感じない私に、「敏感だ」と言った。
「わからない、という事を感じてください」
という事だった。なんのこっちゃだったけど、いい加減このリアリストな部分を、少し軽くしたらどうですかって事かしら(笑)

スピリチュアルなものに傾倒しすぎると、怒りや憎しみなどがいけない事だという気持ちにさせられる。
怒りも憎しみも立派な感情で、それがあるからこそ人間らしいのであって、そう感じる自分から逃げてはいけないと思うこのごろ。大きな苦しみ、爆発的な怒り、嫉妬、いわゆる負の感情と言われる物を体験し、それを積み重ねて乗り越えてきた人の心こそ、そういう人達を救える人になれる、そう思っております。
でもなんでもそうだよね。病気をしたから、苦しんでいる人の気持ちがわかる、そういうものだもの。

PS
・・・って、これは、今よりかなり性格悪かった過去の自分を擁護するものではありません(笑)

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