2012年8月26日日曜日

蜂がね、巣を作ったのです。
出窓の際の外側に。
出窓の中からばっちり近くで様子が見られるのです。
最初は蜂の巣がこんなに近くにあるなんて嫌だと思い、
殺すのも嫌だから、蚊取り線香燻り作戦を試みたのです。
でも、せいぜい蜂が向かってきてもすぐ手をひっこめられるところからの攻撃だったので、
煙もあんまり直撃せず、結局はそのまま放置しました。
じっくり観察していると、どうやらアシナガバチ系の、更に小さい種類っぽく、
調べたら、一生懸命巣作りしている蜂達は冬を越せず、越すのは女王蜂だけで、
しかも巣を去って越冬するのだそうで、
今こうやって一生懸命に作っている蜂達も、あと1~2カ月で死んでしまうのか、と思うと、
一層に切なくなり、そのまま見守る事にしました。
ああ、今日はここまでできたか、
お!卵が孵化したな?
巣の中にすっぽりはまってかわいい
そんな事を思って数週間の昨日。
観察をしたら、
なんと・・・やたら大きなスズメバチが、ムシャムシャと子供たちを食べておりました。。。
ああ・・・・・なんたること・・・・
窓の内側から威嚇し、窓をたたき追い払いました。
そうしたら、大人の蜂たちが少しずつ戻ってきました。
でもブンブン徘徊するオオスズメバチ。
なんだこのやろう!と思っていたのですが、
今日、巣を見たら、誰もいなくなってしまいました。

がっかりしながら夜部屋にいると、どこから入ってきたのか、
その大人の蜂が1匹いました。
蜂が部屋にいても、全然怖くない自分がいてびっくり。
「悲しいなあ。大変だったなあ」
と声をかけ、そのままにしてしばらくしたら、
椅子の上からコロンと、下に置いてあったゴミ袋の中に転げていきました。

羽を震わせている音はするものの、もう力尽きてしまっている。

秋が近付いているのかもしれない。

2 件のコメント:

  1. お久しぶりです^^

    すごい!yattyさんの観察眼!!
    蜂の世界って過酷なんですね。女王蜂しか冬を越せないなんて。
    切なくなります・・・

    私、クモだけは大の苦手で、
    でも苦手な理由がこれと言って分からないので克服したいのですが、
    じっくり観察すれば私もクモへの恐怖心が消えますかね(笑)。

    そういえば、蜂は巣も個体(女王&働き蜂)もすべてひっくるめてひとつの命だと考えた学者さんがいますね。
    その方の本は、次に読んでみたい本のひとつなんです。

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  2. 最初は煙であぶり出してやる!と思ってたんですが、あんまり近くで見てるとなんか情が移ってしまってww
    スズメバチも自分の命を繋げるのに精いっぱいなんでしょうがないんですけどね。
    1集団で1つの命か。全ての役割が生まれながらにわかっていて、すごいですよね。本能って、すごいなあ。

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