2013年2月1日金曜日

アロマ競争

私がアロマテラピーの資格をとった事に、
なぜか職場の人たちが影響を受けている。
私の目の前には50代のNさんが座っているのだけど、
この人はとても博学で、いや、博学すぎて、話しかけても
誰も理解できないものだから、いつもショボンとした顔で
「俺が話しかけても誰も返事してくれないんだぁ」
と言っている。
そりゃそうだ。いきなり細胞のゴルジ体は、とか、
脳のウエルニッケについて、とか話しかけられても
たまたま書類を渡しにきた社員でそうそう語り合える確率は低いだろう。
そんな中、私がアロマテラピーの資格を取り、細胞やら脳やらの勉強を
していたもんだから、Nさんの目は輝き始めた。
たくさんの書籍を貸して頂き、(ほとんど書いている意味はわからない)
私の持っている問題集を上司がいない合間に解こうとしていた。
しばらくたち、今度はアロマテラピー自体に興味を、というか、
対抗意識を持ち始めた。
私が時々アロマスプレーをシューシューと空気に向かってかけると、
その匂いを嗅いで、
「ラベンダーけ?」
と言うので、違いますよと応えると、
「ああ、じゃあこれか」
と言って、作業服の内ポケットからラベンダーのドライハーブを出してきた。
家ではえていたのを乾燥させたのだそうだ。
な・・・なぜそれを会社に。。。しかも作業着の中に!!
その後、インフルエンザ対策で社内ではマスクをかけるように
指示があった。
よくウイルス対策でマスクにユーカリやらティーツリーを1滴たらしてつけると
いいと言うので、初めてやったところ、とてもじゃないけどきつすぎて
具合が悪くなってきた。
ああ、だめだこりゃ、なんてつぶやいていると、
Nさんは、
「じゃあこれならいいのケ?」
と言って、つけているマスクの中からやはりラベンダーのドライハーブを出してきた。
ぬぬ、、、ここまではりあってくるとは。。。
私もはりあって、
「ラベンダーにそこまでの抗ウイルス作用はありません」
というと、チッという顔をした。

隣に座っているO君も、私がアロマスプレーをかけるたびに
「ラベンダーですか?」
と言ってくるけど、あたったためしがない。
先日、上司が長々とある人に注意をしていた。
「yattyさん・・・早く・・・早くラベンダーをHさん(上司)に・・・」
ひそひそ声でそう訴えてくるO君。
もちろんそんな時に上司にアロマスプレーをかけようものなら、
今度は私が標的になるので、それは避けておいた。

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