2011年10月21日金曜日

ふるさと

出勤前の朝ご飯中にいつも見るニュース。
その中であまりの衝撃的な映像。
カダフィ大佐の死ぬ直前のうつろな目。
撃たれた後なのか、意識がもうろうとして血まみれになっている。
「まだ生きてやがる!」
という民衆。
その後また2発銃の音が聞こえた。
一般市民を弾圧したのだから
目には目を、という感じなんだろうが
やっぱり私はリビア人ではないので
「やった!!!」
と言えない。

ふるさとで亡くなった大佐。
この地にいる時はどんな青年だったんだろう。
幼少の時はどうだったんだろう。
いつから人間は変わっていくんだろう。

なんかそんな事が頭の中をグルグルまわって
正義とか悪とか
元もと紙一重だと私は思っているんだけど
更にそこにその人の生い立ちとか
親とか
ふるさととか
そういうものも入り混じって
なんともよくわからない感情になってしまった。

もちろん独裁なんて許されるものではないし、
弾圧や恐怖政治なんて、時代遅れも甚だしい。
でも、茂木健一郎さんも自身のツイッターで言っているように、
もはや血を流す革命ってものも、
すでに時代遅れなんだと思う。
じゃあどーすりゃいいのよって言われると
またそれもわからないんだけどね。
イギリスの名誉革命みたいな、
血を流さない事に誇りを持つような
そういう感覚を今だからこそ
持てたらいいのになと思った今日。

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