2018年3月24日土曜日

仏の心とは

最近、お亡くなりになったことを聞くことが多い。
自分の直接の友達ではないものの、悲しいものです。
母の友達も、最近お亡くなりになりました。
亡くなる間際に、母が先日受けた怪我のことを心配していたようです。

人は、体力が本当になくなった時、心の中にはなぜか感謝が残ります。
私も一度だけ体験したことがあるのですが(それほどたいした病気ではないけれど)
手術の後、麻酔から覚めたばかりで体はぐったりしていました。
いつもなら、親に対していまだに反抗期のような態度ですが、その時は、心から理由もなくきっかけもなく、ただ「ありがとう」と思いました。
(その後体力が復活してくるとまた反抗期に戻るという、どうしようもない人間・・・)

妬みや怒りは、体に余裕がないとできない感情なのかもしれません。
言い換えると、そういった感情は、肉体的な感情なのでしょうか。
肉体の影響が薄まったころ、感謝が顔を出してくる。

これはいったいどういうことか。

私は特に宗教は持ちませんが、こう思います。
亡くなる前、人の心は慈悲深い、文字通りの「仏になる」のだと。

おばさん、心配してくれてありがとう。
お母さんの友達でいてくれてありがとう。

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