死者数百人を数え、私と同じように留学をしていた人達の中にも犠牲者が出た。
まさに被害があったクライストチャーチに前に留学していた為、
ニュースで流れる映像には、知っている場所ばかりだった。
まだ留学当初、人見知りが災い、それほど友達もいない中、
家に帰るバスの時間が来るまで、街のど真ん中にある大聖堂の椅子に座り、
ぼーっと十字架や壁にかかる絵画、ステンドグラスを見ていた。
その大聖堂が、震災により、崩れてしまった。
全て崩れたのではないにせよ、安全上の問題や、修復も大変な為、
一度全て撤去となった。
街の名前にもなっているこの大聖堂が、あとかたもなくなった。
でも、また次までの間、仮の大聖堂が作られ、それが出来上がったとのニュースが昨日入った。
なんと、仮という事もあるせいか、紙でできているという。
しかも設計は日本人。
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Cathedral
震災という悲しい現実はあるものの、そこから這い上がろうとする気持ちは本当に心をうつ。
NZの震災の後に、日本の痛ましい災害がおこり、その時のNZの総理大臣の言葉は忘れないだろうな。
「私達が苦しんでいる時に、日本は必死に助けてくれた。私達は、日本を助ける用意がある」
NZの地震からまだそれほどたっていないにもかかわらずの、このいち早い言葉に、一体何人の被災者が勇気づけられただろうか。
私は留学先がNZで良かったと、本当に思うのです。
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