お風呂からあがって自分の部屋へ行き、座った時に、
足首に細い痛みを感じた。
見ると黒いものがはりついている。反射的にピシャっと叩いたけど、
あまりにマルマルとしていて、蚊だと認識するには数秒かかった。
小型のハチと言われてもおかしくない。でも、おそらくそれは蚊だった。
あのマルマル具合は、私が気付かなかった間にたんまりと溜めこんだ血であり、
あと少しでもう吸血しなくてもいいだろうというところまできていたんだと思う。
でも、気づいてしまった。
その蚊をみて、幕末の賊軍(会津は賊軍にあらず!)が、藩の誇りとなって命をかける志と似たものを感じた。
種の存続を守る為、命をかけて戦う蚊。危険を顧みず、ただまっすぐに挑戦する。
そう考えてみれば、蚊も新島八重に見えてこないか?
こないよね。
で、今度は蚊を自分と照らし合わせてみるのです。
目的を全うしようとする心は貴いもの。
だけど、もっと自分を大切にしていいのではないか?
種の存続は生命の目的の一つ、それもわかる。
でも、もっと自分の命を、生きる楽しみを優先してもいいのではないか?
少し頑張り過ぎだよ。(だから吸いに来ないで)
まあ、こんな事を考える事数分。
私は、植物を合わせたあらゆる生き物を尊ぶ気持ちはある。
肉はあまり食べないけど、魚は食べるし、なるべく綺麗に食べるようにして、
食べ物と化す魚が一匹でも減るよう心がけている。(じゃあ食べるなよって感じかしら)
でも、蚊は例外なんです。
蚊ってのは必要な分だけ血を吸ったら、それ以上は吸わないのだそうです。
だから、私に博愛の精神があれば、血を笑顔で分けてやるのでしょうが、
あの痒みが赦せねぇぇ!
まだまだ私に聖人の道は遠い。
追記。
ひと噴射で部屋にいる蚊を撃退とか、おいとくだけで蚊は入ってこないものとか、
ああいうのは苦手だなあ。
私は化学成分過敏症でもあるので、蚊の季節は菊花の蚊取り線香にしています。
ま、ききめないのかめっちゃ寄ってくるけどねwwなんとなくは減ります。
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