2013年5月19日日曜日

福島旅行③

五色沼から今度は吾妻小富士を目指す事にしました。
山を延々のぼっていく有料道路(今は無料期間)を進み、
私の体力の無いかわいい黄色のesseちゃん(軽自動車)が
苦しいよぉ~苦しいよぉ~
と悲鳴をあげながらではありますが、なんとか進んでくれました。
地図ではさらっと書いてあるけど、
なげーーーーぞーーーー
行けども行けども吾妻小富士は現れてくれません。
一度国道に出るものの、またもや有料道路(今は無料期間)
に入り、延々とうねうねした道をのぼり、
しまいには吹雪になっていました。。。
GWに吹雪ですよ!!!冬だって吹雪は2度ほどしか体験していないのに!
自然は恐ろしか~。
どこか他の道にそれようっていってもそんな道も無く、
新撰組の鳥羽伏見の時の、敵に向かって行く時のような
「進め!下がる者は斬る!!!」
という言葉のような(わかるかしら)、ほんと、心はそんなでした。
(なので歴女な私は少しニヤニヤ)
なんとかesseちゃんが歯を食いしばって山頂までたどり着くと、
ぱーーーっと雪はなくなりました。
で、見える景色。

これね、雲だと思っちゃいけません。
地面から出るガスです。
キターーーーっっ!!!
噴火に関するものが大好きな私には、ウズウズ。
ちなみにこれは吾妻小富士ではありません。
向かい側にあります。
土産物屋に車を止め、反対側にある吾妻小富士へレッツハイキング!
というか、クライミング!
延々階段が続くのですが、強風で、しかも途中から吹雪の、しかもアラレの吹雪がビシビシとほっぺたを打ちつけるもんだから、きつい。。。
階段ですれ違う男性に、「山頂では気をつけて」と声をかけられるほど。
で、20分ほどかけて登ると、噴火口が見えます。
わかりづらっっ!吹雪と強風でカメラの画面が見られないのです。。。
この噴火口を一周できるんだけど、あまりの強風にそれを諦め、
くるりと反対側を向いて降りてきました。
山頂から反対側を向いた景色です。
吹雪全然うつってないじゃん!!!
気のせいだったのか???

そしてまた車に乗り、来た道とは反対方向にまっすぐ下り、福島市方面に抜けるのでした。
天気は、あの吹雪は一体。。というほどの快晴。
山の天気が変わりやすいというのは、本当だ。

そんなこんなで福島旅行は終わるのです。

原発うんぬんではなく、福島はおそらく昔から、郷土愛が深い土地なんだと感じました。
幕末の鳥羽伏見から続く戦の時の会津藩の信念や、故郷の土地と人との絆、そういうとても固くてしっかりしたものを常に感じる旅でした。

原発の影響で観光客が減り、(八重の桜で会津は前年の80%増し)観光客に来てほしいとの事からか、有料道路や色んなものが無料、割安だったり、売店でも色んな事を考えたりしています。
いつか無料ではなく、綺麗な景色を見に訪れる人がもっと増える事を祈っています。

2 件のコメント:

  1. 吾妻小富士、こんなに壮大な火口のある山とは知りませんでした。
    福島へはまだ二度しか行ったことがありませんが、
    それでも、すごく美しいところだということは存分に伝わりました。

    五色沼、私は紅葉の季節に行きました。
    水面が鏡のように紅葉を映し、ものすごく感激しました。

    福島の人たちは皆さん、故郷に誇りを持ってらっしゃいますよね。
    そんな美しい福島が現在もなお窮地に立たされていることが、
    苦しくて仕方ありません・・・
    私も近いうちにまた、福島へ出かけたいです。

    どうでもいい話ですが、今日テレビでブルーホールをやっていて、
    青く光る深海の鍾乳洞なんかを見ながら、
    「yattyさんがお好きそう・・・」と勝手に想像していました(笑)。

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  2. コメントありがとうございます!
    まさかこんな近くに噴火口があるとは、まさに灯台もと暗しでした。
    私、青く透き通ってるってのも大好物なのです。
    なので、ブルーホール、いいですねー。
    西伊豆で一日のカヤックツアーに参加したのですが、
    カヤックで入る洞窟もとてもよくて、しかも水面が青く透き通っているという、
    私にとって天国でしたね。
    テレビでやってるブルーホールはどこだろう?
    ダイビングでも洞窟入りましたが、いきなりぽかっと水面が見えて、
    そこから入る光が幻想的でしたね。

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