出勤前の朝ご飯中にいつも見るニュース。
その中であまりの衝撃的な映像。
カダフィ大佐の死ぬ直前のうつろな目。
撃たれた後なのか、意識がもうろうとして血まみれになっている。
「まだ生きてやがる!」
という民衆。
その後また2発銃の音が聞こえた。
一般市民を弾圧したのだから
目には目を、という感じなんだろうが
やっぱり私はリビア人ではないので
「やった!!!」
と言えない。
ふるさとで亡くなった大佐。
この地にいる時はどんな青年だったんだろう。
幼少の時はどうだったんだろう。
いつから人間は変わっていくんだろう。
なんかそんな事が頭の中をグルグルまわって
正義とか悪とか
元もと紙一重だと私は思っているんだけど
更にそこにその人の生い立ちとか
親とか
ふるさととか
そういうものも入り混じって
なんともよくわからない感情になってしまった。
もちろん独裁なんて許されるものではないし、
弾圧や恐怖政治なんて、時代遅れも甚だしい。
でも、茂木健一郎さんも自身のツイッターで言っているように、
もはや血を流す革命ってものも、
すでに時代遅れなんだと思う。
じゃあどーすりゃいいのよって言われると
またそれもわからないんだけどね。
イギリスの名誉革命みたいな、
血を流さない事に誇りを持つような
そういう感覚を今だからこそ
持てたらいいのになと思った今日。
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