昨日見たテレビで、野生のチンパンジーが違う種類の猿を食べていた。
最初は群れの中で上下関係をはっきりさせる為のチンパンジー内での喧嘩の映像だったのだけど、
そのあと衝撃の映像に覚悟くださいと前置きがあった上で、その映像が流れた。
衝撃の映像に覚悟くださいと言われれば、どうしても見ておかなければ!と思うこの好奇心。
しかし・・・本当に衝撃的・・・
一回り小さな猿が木の上におり、そこに体格のいいチンパンジーが襲いかかった。
小さな猿は見事に木の上から飛んでいるかのような距離の長いジャンプを繰り返して逃げたけど、群れになっていたチンパンジーにつかまってしまった。
小さな体の上で飛びあがり、踏みつけ、息の根を止めようとするチンパンジー。
次第に小さな猿は動かなくなってきた。
手を引っ張られながらひきずられるチンパンジー。
そこまでは痛々しいとは思いつつも、自然界にはそういう事もあるよなと思っているだけだった。
でも、その後の、ひきずられていく時の朦朧とした小さな猿の顔。
ぼーっとしたなかで、自分はどこに行くんだろう。。。って考えているようなその顔が
もーーーもーーーーーとんでもなく衝撃的で、頭から未だに離れない。
うつろな目、顔を少し動かす仕草、明らかに死ぬ間際だという事がわかる。
チンパンジーがひどい、という事ではなく、肉を食べるってこういう事なんだなあと思った。
一つの命が消えていく。
この飽食の日本で、芸人が無理して食べる姿ばかりうつるテレビ番組だらけの日本で、
あるいはただ値下げすりゃいーんでしょってなものばかり売るこの国で、
食べ物の価値を知る必要があると思った。
芸人が嫌嫌ながらに食べている食べ物の材料を、飼育したり一生懸命に作ったりしている人たちがいるんです。
みんなの代わりに生き物を殺す人たちがいるんです。
食べ物はありがたく食べたいし、ちゃんと体にいい影響を与える物を食べて、無駄にしないように心がけたい。
私は死ぬ間際になった事がないけど、多分死ぬ間際ってのはああいう目になるんだろうな。。。と少し実感したのでした。
ああ…、気持ちすごくわかります…。
返信削除私も常にそういう気持ちでいたいと思っています。
だから食べ物を無下にするバラエティ番組はキライ。
できもしない娘に料理を作らせて
食べ物を無駄にする番組もキライ。
例えば寿司ネタの中でも海老とか貝とか
ひとつがひとつの命のものはなるべく残さないようにしています。(わかりづらいか?)
何年か前のこの映画http://www.cinematoday.jp/movie/T0005551興味あったけど見れなかった…。
なぜかkurobinさんのコメントがスパムの方に行ってしまっておりました・・・どんな基準で入ってしまうんだ?
返信削除「いのちの食べ方」は前に本を読みましたね。子供たちにもわかるようにとても易しく書いてありました。私は小学校2年?位の遠足がすぐ裏の農大の中にある屠殺場だった(って、これ今思えばすごいですよね)ので、本を読んで思い出しましたね。
食べて涙を流せとは言わないけど、せめて喜んで、ありがたく食べようよと思います。嫌々ながらにゲームのように扱わないで!!!