Blue Sky!!
東京から遅れる事1週間、桜満開になりました。
電線が邪魔ですなぁぁ。
桜は海外でもsakuraで通用する場合が多いです。
あるインドネシア人に、cherry blossomが、、、というと、
yeah,I love sakuraと、返ってきました。
(ちなみに、漫画mangaもそうです)
爛漫に咲いて、チラチラと去っていくその風情が、なぜ日本人に響くのか。
よくわからないけど、日本は他の国よりも儚さへの思いが強いように思います。
わびさびと同じように、日本の文化にそのような感覚が根付いています。
もしこれがダリアのように、
「私を見て!!!!!」
という花だったとしたら、綺麗!という感動はありこそすれ、ここまで世界に報道される事にはならなかったのだろうな、と思いつつ。
なぜなら、万国共通の美しさだから。
桜の花に日本人らしさを感じるから、海外でも桜の季節になれば報道されるのでしょう。
最近は、どうも歳のせいかwww季節を楽しもうという気持ちが強いので、珍しく桜を見に出かけました。
桜に包まれて、思い切り楽しんで歩いてきました。
最後に行った、あるお寺にある枝垂れ桜。
ここで、源氏物語の中の一句を思い出します。
光源氏の、最愛であり、報われない愛の相手である藤壺が薨去される時の場面。
悲しみを表に出す事を許されない光源氏は、その亡骸から離れ、一本の桜の幹の下で泣き崩れるのです。
深草の野辺の桜し心あらば 今宵ばかりは墨染めに咲け
最愛の藤壺がこの世を去った、桜の花びらはあの人の上に春の散華となって舞い降りているだろう、この悲しみをくみ、どうか桜に心があるなら、今は喪に服して墨の色にて咲いておくれ
その句を思い出す、この枝垂れ桜。
上にも地面にも淡いピンク。
0 件のコメント:
コメントを投稿