先日、NGOのWorld Visionのイベントに行ってきました。World Visionとは、みんなからの月々4500円の支援で、貧困地域の自立を支援する組織です。
支援をすると、その地域の子供と文通ができます。
私は、ルワンダのプロジェクトを支援しています。
今回そのイベントで、ルワンダの近況報告をするというので、行ってきました。
支援にはいくつかに分かれていて、
すぐに物資を送る緊急の支援、そして、自立して生活ができるようにする復興支援などがあります。
ルワンダは、過去の大量虐殺により、100万人が100日で亡くなりました。
道にはたくさんの死体が転がり、目の前で生まれて間もない子供を二つにされた親もいます。
これはルワンダの民族同士の虐殺で、今もたくさんの犯罪者が牢屋に入っています。
支援により学校を作り、職業訓練所も作り、苗を提供し、農耕を教えてお金を稼ぐ方法も指導し、
少しずつ前に歩き出そうとしています。
そんな中、あまりにも多い犯罪者を監獄にとどめておく事が難しく、犯罪者が出て来始めているそうです。
たくさんの家族や友達を殺された犠牲者により、また虐殺がおこるかもしれない。
こう考えたWorld Visionは、この復興支援の中に、恨みを持ち続け、それが虐殺につながらないプロジェクトを進めようとしています。
目の前で子供を真っ二つにされた女性のもとに、子供を殺した人が謝罪に何度も訪れたそうです。
これはそうそう許せるどころの話ではない。けれど、何度も足を運ばれたのち、その人は「許す」という決断をしたのだそうです。
心底許したのではないと思うけど、そこで恨みを持ち続ける事が幸せなのか?という事を考えたのでしょう。
彼女は講演し、このWorld Visionの取り組みに参加しています。
この取り組みは、講演だけではなく、犯罪者と犠牲者が共同作業や、犯罪者が犠牲者につくす事で少しずつ恨みをといていこうとしています。
簡単ではないのは、重々承知。だけど、また同じような虐殺を生まない為に、日々取り組んでいるという事でした。
続く。
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